カマラハリス、ついに政策を発表する

バイデン大統領に代わってアメリア民主党の大統領選挙代表候補になったカマラハリス副大統領は、新たな大統領候補になってから、ずっとインタビューにも応じず自身の見解を公表してきませんでした。

それはなぜかというと、あまりに無能で、何かしゃべると「アホがばれる」からです。

しかし、大統領の代表候補なのですから、無言のままで済むはずはなく、何か言わなければなりません。

POINT

ついに今月16日、カマラハリスは自身の政策の発表となりました。

カマラハリス属する民主党を応援する左派大手マスコミのブルンバーグも当然ですが、ハリス氏の政策発表を報じています。

しかし本来ハリス応援団であるはずのブルンバーグでさえも、見出しは絶賛しつつも、

「意欲的だがコストのかかる施策だ!」と報じていました。

ハリス氏は、初めて持ち家を購入する人への頭金や、税控除として上限25,000$(約370万円)を支援すると発表しました。

しかしハリス氏は、この支援金の財源までは言及していません。

ブルンバーグが「コストのかかる施策」とわざわざ報じたのはこうした理由です。

政府が国民の住宅購入を一定程度支援すると約束すると、建設業者というのはその支援分を値上げするものです。

そうしたことはハリス氏というか、民主党はあまりというか全く考えていません。

コロナのパンデミックが明けてから、アメリカは強烈なインフレが国民を苦しめました。

ここのところインフレは落ち着きつつはありますが、物価水準自体があまりに高いというのが今のアメリカの現状です。

このことが与党である民主党にはアメリカ大統領選挙で勝利する最大の問題なのです。

カマラハリスは食料品等に政府が上限を設け、不当な値上げを防止することも自身の政策の1つとして発表しました。

POINT2

どの食料品に上限を設けるのか?

どの程度の価格を上限にするのか?

このような詳細はまだ説明していません。

しかし、食料品等のモノの価格に対して、政府が上限価格を決めるというのはかなりの無理があります。

モノの価格というのは、需要と供給のバランスによって決まるからです。

政府が価格に上限を定めるというならば、商売人は政府の管理の行き届かない闇市場等に販路を求めていくのは当然の道理です。

しかし、ラーメン一杯3千円とか4千円などという水準にまで物価が跳ね上がってしまっているのが今のアメリカの現状です。

与党をつとめている民主党は、大統領選挙ではこうした無茶な政策しか提案できないというのも現実なのでしょう。

野党である共和党のトランプ大統領は、「現職のハリス副大統領がこんな政策を打ち上げるのならば、なぜ今までやらなかったんだ?なぜ今すぐやらないのだ?」と主張しています。

トランプさんの言うことは最もです。

しかし流石は民主党支持のブルンバーグです。

最後はきっちりと共和党のトランプさんと副大統領候補のバンスさんの批判で締めています。

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