トランプ圧勝でアメリカはどうなる?

注目されたアメリカ大統領選挙はトランプさんの圧勝でしたね。

大統領選挙と同時に行われる上下院議員選挙においても、トランプ大統領の共和党が上院の過半数を既に確保しましたし、下院議員選挙もまだ確定はしてませんが、共和党が過半数を確保できる見込みのようです。

カマラハリス現副大統領は早々に敗北を認めましたし、バイデン現大統領も民主党の敗北を認めました。

バイデンさんは、大統領選挙への出馬を1回目の公開討論会後、辞退させられましたが、その時は相当にご立腹だったようです。

「俺を大統領候補から引きずり下ろした民主党には絶対勝たせてなるものか!」

その結果が、バイデン大統領自身から「カマラハリスに代表候補の座を譲る」だったようです。

バイデン大統領が代表候補の座を降りる時、民主党には2つの選択肢がありました。

一つは急いで大統領候補者選出の民主党内選挙を行って新たな代表候補を選出する、もう一つは現職の副大統領のカマラハリスさんを党内選挙なしで代表候補にする、というものです。

現実は後者になりました。

バイデン大統領は、カマラハリスとは「犬猿の仲」と言われてますし、カマラハリスにはアメリカ大統領の器量は無いこともバイデン大統領はわかってたのでしょう。

無理やり代表候補を下ろされたバイデン大統領はカマラハリスを後継にすることで、「意趣返し」に出て、大統領選挙の結果はその思惑通りになった、ということのようです。

それでは、トランプさんが大統領になって、アメリカはどう変わるのか?

トランプさんは以前大統領に就任した時代、自身が公約として掲げたものは、ほぼ全て実行してきました。

今回は選挙でトランプさんが訴えてきた公約に沿って、考えてみたいと思います。

まず初めに、国境警備の徹底と不法移民の強制帰国です。

バイデン大統領が始まって以来、アメリカの国境はユルユルになって、推定で2千万人以上の不法移民がアメリカに入国したと言われています。

今でもニューヨーク州など、民主党が強い州では高級大型ホテルを自治体が借り切って、不法に入国した移民の宿泊や飲食などを国民の税金によって提供しているのです。

トランプさんが大統領に就任しましたら、国境の管理が強化されるばかりか、既にアメリカに入国した不法移民者を捜索して捕らえ、元いた国に強制送還するということは有無を言わさずに実行するでしょう。

民主党ばかりを贔屓するアメリカの大手メディアも、その受け売りばかりの日本の大手メディアも、「トランプ大統領は無慈悲なことをする」「せっかくアメリカに苦労して入国したのに返されるなんてかわいそう」と騒ぐでしょうが、「不法は不法」なのです。

それによって経済面では何が変わるか?

アメリカの雇用者数と失業率は明らかに悪化するでしょう。というよりも「実数」により近くなるだろうと私は思います。

この数か月、アメリカ大統領選挙を意識して、バイデン政権は雇用者数を増やして、失業率をよく見せるために、政府雇用者や移民者向けの就労を拡大してきました。

トランプ大統領になれば政府雇用者を無理して増やす必要はありませんし、不法移民は下手に就職しちゃうと不法入国がばれてしまいますので簡単には就職できなくなります。

その分、「非農業部門雇用者数」は減少し、結果失業率は拡大する、ということになるかと、私は思います。

しかし、その数値こそがアメリカ経済の実態なのですから、それは仕方のないことと思います。

それでは次回に続きます。

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